「木村真樹」という金のたまごを発見したのは、たしか2002年の春。私が担当した「NGO入門講座」でのこと。参加者は10名弱。その中に、彼はいた。鮮明に覚えているのは、残念ながら彼の顔や表情ではなく、金色の腕時計(笑)。自己紹介で「銀行マンです」と。金色の腕時計をした銀行マンが、NGOに関心がある!?
ホントか? と疑ってしまったのが正直なところだ。講座はおよそ2時間。少人数であったため、なぜ今日この場に来たかという問いを皆にしてみた。その銀行マンがどう答えたかはっきりとした記憶はないが、なかなかどうして、地に足がついた物言いをしていたのだ。
その数ヵ月後、私は彼の人生を変えたであろう瞬間を共有した。名古屋NGOセンターが主催する「NGOスタッフになりたい人のための研修プログラム(通称Nたま)」に彼が応募したのだが、残念ながら応募者が多数いて、彼は選考にもれそうだと同僚から聞かされた。入門講座でよい印象を受けた私は、「彼、しっかりしているから、なかなかいいよ。」と彼を推薦した。そして、彼はNたま一期生となり、研修の中で南北格差やグローバリゼーションの問題に触れ、大きく心を揺さぶられることとなった。
あの出会いから、わずか数年。金のたまごは大きく成長し、今後さらに活躍が期待されるリーダーとなった。そんな彼をとても誇らしく思う。
村山佳江さん(NPO法人名古屋NGOセンター 職員)
★★★ きむ⇒村山さん ★★★
「金色の時計」って聞くとなんだか成金ぽいですが(苦笑)、当時流行っていたトーキングウォッチ(2,000円くらい?)を身に着けていたんだと思います。
村山さん(写真真ん中)はインターン時代のぼくの担当職員でもあり、もう一人の職員・坂井敏子さんとともに、NPO/NGOの基本の「き」を教えてくれた大切なお師匠さまの一人です。
2007年度のNたま研修では講師としてお招きいただき、「将来一緒に仕事しましょうね!」と息巻いてNPO業界に飛び込んだぼくの夢のひとつをかなえてもいただきました。
これからもずっと成長した姿を見せ続けたいなぁと、いつも思わせていただいています!